被災者に勇気を!日本ハム・栗山監督「野球選手の使命」残り23戦全力プレー誓う

 札幌合宿所の前で取材に応じる栗山監督
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 北海道で最大震度7を観測した地震から一夜明けた7日、日本ハムは楽天戦(楽天生命)へ向け新千歳空港発の臨時便で仙台に入った。栗山英樹監督(57)は「野球選手としての使命」として、被災者に勇気を与える全力プレーを約束。奇跡の逆転Vを目指し、残り23試合を戦う。

 「1試合1試合、勝っていかなきゃいけない。多くの方が大変な思いをされているけど、われわれには使命がある。前に進められるように」。自身も栗山町の自宅で被災し、停電により暗闇での生活を余儀なくされた。同じ苦しみを経験したからこそ思いは強い。

 8日に先発予定の上沢は出発前、札幌市内の合宿所の中庭で、キャッチボールなどで最終調整。「いろんな思いを背負って投げたいです」と必勝を誓った。合宿所内は地震発生の直後から停電と断水が続き、6日夜も懐中電灯5個と複数のろうそくで過ごしたという。中田ら同市内の自宅で被災した主力選手は、日本ハム本社からの支援物資を合宿所で調達した。

 仙台到着後、一部選手は楽天生命パーク横の室内練習場で軽く汗を流した。札幌ドームで開催予定の11日からのロッテ戦は現在、実施の可否を協議中。懸命に白球を追うファイターズの姿が、復興へのシンボルになる。

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