藤岡ロッテ新人5人目100安打「思ったよりも時間がかかった」
「ロッテ6-4西武」(21日、東京ドーム)
ロッテ・藤岡裕大内野手(25)のすごみは、こんなことをサラリと言うところだ。
「うれしさはなかった。思ったよりも時間がかかった」
ロッテ新人ではドラフト制後5人目のシーズン100安打をマークした。四回1死、多和田から右翼へ二塁打。11年の伊志嶺以来となる記念の一打だ。
さらに五回だ。岡の同点打で2死一、三塁。2-2からフォークを捉えて右へ勝ち越しの適時打を放った。
「1日に1本とやってきた。101本目がすぐに出てよかった」。この日が105試合目で、全試合に出場している。井口監督は「もっともっと打てる選手だと思う」とその打力に太鼓判を押す。
「143本、なんとか打てるように頑張ります」。97年に小坂(現内野守備走塁コーチ)が130本を放っているが、藤岡の視線はその先にあった。