「ヤクルト７－０巨人」（１６日、神宮球場）

　巨人は投打の歯車がかみ合わず今季７度目の完封負けを喫した。３位に転落。高橋監督はヤクルト打線にＫＯされた山口俊について「粘ってほしかった？まあ、そうですね」と無念さをにじませた。

　頼みの右腕が初回に崩れた。２死二、三塁から雄平にワンバウンドのフォークを右前へポトリと落とされる不運。リズムに乗れない右腕は四回２死から原に中前適時打を浴びるなどこの回４失点。「ここまできたら結果。なんとかしないといけない」。無安打無得点達成後３試合勝ち星なしが続く右腕は失点が全てと自身を責めた。

　前日、体調不良を訴え途中交代した岡本は先発でマルチ安打と元気な姿を見せたが「勝たないと意味がない」。３カード連続勝ち越しなしのチーム状況も険しい表情で振り返った。