高岡商・山田「本当に勝ちたかった」大阪桐蔭から11奪三振も実らず号泣

 大阪桐蔭の校歌を聞き、目頭を押さえる高岡商・山田(中央)=撮影・中田匡峻
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 「第100回全国高校野球選手権・3回戦、大阪桐蔭3-1高岡商」(16日、甲子園球場)

 高岡商(富山)が優勝候補、大阪桐蔭(北大阪)に惜敗。71年ぶりの8強進出はならなかった。

 公立校が優勝候補を相手に互角の攻防を展開した。左腕エース・山田龍聖投手(3年)が切れのある直球とスライダーを投げ込み、強力打線と真っ向勝負。三回に2点二塁打で逆転を許したが、五回までに2桁三振を奪った。

 「打たれたのは全て甘いボール。甘いボールは全て持っていかれた」。結局、8回を投げきり11奪三振で3失点。試合後は「今までの相手とは全然違う。勝てないというのは何かが足りない。本当に勝ちたかった」と語り、涙が止まらず。それでも客席から大きな拍手が送られたように、甲子園には強烈なインパクトも残した。

 吉田監督は「山田はベストピッチ。これ以上ないと思います。(大阪桐蔭が相手でも)スタイルを変えずにぶつかっていった。選手達はよくやってくれました」と、奮闘した選手をねぎらった。

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