花咲徳栄、夏連覇ならず「フルスイングでいけ」九回の猛追あと一歩届かず

横浜に敗れ、涙を流す花咲徳栄ナイン=甲子園
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 「第100回全国高校野球選手権・2回戦、横浜8-6花咲徳栄」(14日、甲子園球場)

 昨夏の覇者・花咲徳栄(北埼玉)が2回戦で敗戦。連覇への挑戦が終わった。

 初回に韮沢(3年)の適時打で先制。同点に追いつかれた直後の三回は連打で無死一、二塁としたが、4番の野村(3年)が空振り三振に倒れるなど、無得点に終わった。

 昨夏も4番で全国制覇を経験した野村は、エースとしてマウンドへ。二回までは安定感が光ったが、四回は自らの失策も絡んで大量失点。結局、四回途中7失点で降板した。

 7点を追う六回、野村が左翼席へ意地の2ラン。流れを引き寄せると、さらに七回は橋本(3年)も左翼席へソロを放ち、4点差に迫った。

 九回も2点を返し、なお2死満塁。一気に逆転のチャンスを迎え、打席に立った井上(1年)にはフルカウントから攻撃の伝令を送った。だが、執念が実らず、空振り三振。猛追はあと一歩、及ばなかった。

 岩井監督は九回の攻撃を振り返り「4番に回せ、アウトになるなと。一球一球、よく粘ってくれたが…。(伝令は)『迷うな、フルスイングでいけ』と」。前年覇者の意地は示したが、「点数を取っているイニングはうちのほうが多かった。あの一回(四回の6失点)が甲子園の怖さです」と悔やんだ。

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