オリックス・中島 サヨナラ打で4連勝 リクエストで待たされた「複雑な時間でした」

 10回、リプレー検証で二走小田の生還が認められ、ナインの手荒い祝福を受けるサヨナラ打を放った中島(右から2人目)
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 「オリックス3-2ロッテ」(12日、京セラドーム大阪)

 オリックスが延長十回、中島宏之内野手の左前サヨナラ適時打で4連勝を飾った。

 九回に2点を奪われて延長戦となった試合で、十回2死一、二塁のチャンスをつくったオリックス。ここで中島がロッテ5番手の岩下から左前打。ホームを狙った二塁走者・小田が際どいタイミングでのスライディングとなり、リクエストが求められたが、長い検証の末、判定はセーフ。オリックスのサヨナラ勝ちが決まった。

 殊勲の中島は「複雑な時間でした。喜びかけてすぐに水掛けてほしかったんですけどね。時間かけてどうなることやらと」とリクエストで、サヨナラ決定まで喜びを待たされたことに苦笑い。それでも遅れてきた歓喜の瞬間は「気持ち良かったです」と振り返った。

 2015年にオリックス移籍後初のサヨナラ打。「いつもそういう場面では打ちたいと思っているんですが。これからそういう場面ではもっと打てるように頑張ります」と誓った。

 オリックスは今季初登板の先発・東明が6回無失点。勝ち星こそ付かなかったが、好投した。5番手として十回を無失点で抑えたローチが来日初勝利。

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