星稜1年生・寺西が大舞台で自己最速143キロ 中学も松井氏の後輩

 「第100回全国高校野球選手権・1回戦、藤蔭4-9星稜」(5日、甲子園球場)

 星稜・寺西成騎投手(1年)が5点リードの九回、甲子園初登板。自己最速143キロの直球を軸に、三者凡退に抑えた。

 右腕をしならせ、1年生とは思えない伸びのある直球を投げ込んだ。この日、開幕戦で始球式を行った同校OB松井秀喜氏と同じ、石川・根上中学出身。大先輩も観戦した一戦で、その高い能力をいかんなく発揮した。

 投球数は9球。一邪飛、二飛、遊ゴロと相手を押し込み、難なく試合を締めくくった。

 これまでの自己最速は139キロ。大舞台で大きく更新し、「調子が良かったので140出ればいいと思ったけど、まさか143まで出るとは…」と驚きの表情。だが、マウンドでは冷静さを失わず「小さいころから憧れていたマウンド。立つだけではなく、結果を出すことを考えた」と、振り返った。

 松井氏とは出身中学まで同じ。小学6年の時、松井氏が主催する少年野球大会で優勝した際に握手と記念撮影をした経験があるが、この日はそれ以来の“再会”。偉大な大先輩の姿に「遠くから見ただけでしたが、大きいな、と思った。オーラが何か違うと思った」と、目を輝かせていた。

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