松坂、桑田も代打出場、過去には代打サヨナラ打を放った投手も
「DeNA7-6広島」(3日、横浜スタジアム)
DeNAが、ラミレス監督の奇想天外な起用で延長十一回のサヨナラ勝利。延長十一回2死一、二塁から前日2日の巨人戦に先発した投手のウィーランドが代打で登場。四球を選び2死満塁と好機を拡大すると、続く倉本が右前にサヨナラ打を運んだ。
これまで代打で出場した主な投手は、西武時代の松坂。2000年8月7日のオリックス戦(神戸)で、3点リードで迎えた九回2死満塁からデニーの代打で登場した。
打撃センスを評価していた東尾監督の采配で、松坂は相手投手・栗山に対してフルカウントから中前への2点タイムリーを放った。松坂にとってこれがプロ初打席。捕手・中島のバットを借りての一打だった。
セ・リーグでは、巨人・桑田が2002年6月19日・横浜戦(横浜)で代打出場。延長十一回無死一塁の場面で原監督からの起用に応える。横浜の守備体系から自身の判断で決断したバスター打法三遊間を抜ける左前打を放った。
また、国鉄・金田正一は56年5月6日・阪神戦(富山)のダブルヘッダー2試合目でサヨナラ打。九回裏1死一、二塁で代打出場して、阪神・渡辺省から右翼線へのサヨナラ二塁打を放っている。
ちなみにウィーランドの広島戦打撃成績は17年が13打数7安打3本塁打9打点で打率・538。今年は2打席で2四球を選んでいた。なお、広島の優勝マジックは最短で7日に点灯。