巨人・内海 4年ぶりの完封劇「1回失敗したら2軍」意地の快投でG救う

 「DeNA0-6巨人」(31日、横浜スタジアム)

 巨人・内海哲也投手が14年以来、自身4年ぶりの完封勝利。4勝目を飾った。

 立ち上がりから低めを丁寧に突く投球でアウトを積み重ねた。粘り強さも健在。二回は2死満塁で桑原を中飛に打ち取り、ピンチを脱出。四回、五回も先頭打者の出塁を許したが、本塁は踏ませず、スコアボードに0を刻み続けた。与えた四死球は3。奪三振4と打たせてアウトを稼いだ。

 内海は、試合後のヒーローインタビューで感無量の表情。「最高です。(完封)できないと思っていた。うれしいです。いや、もう…。できないと思っていた。できてうれしい」とうなずいた。

 最後の打者、神里を三振に仕留め、派手なガッツポーズ。「いや、もう。何て言うか、終わったという感じでした。右バッターも左バッターもインコースに投げ切れた」と振り返った。

 九回の直前には斎藤投手コーチに続投を志願。130球を投げきった。「しんどかったです。しんどかったけど、何とか完封となってうれしい」と充実の笑み。ベテランの意地を示し、「毎試合、毎試合、最後と思っている。ファームにいい投手がいる。1回失敗したら2軍。絶対残ります!」と力を込めた。

 内海の完封勝利は14年の9月12日のDeNA戦以来(東京ドーム)以来。今季は安定した投球を取り戻し、試合前の時点で3勝2敗、防御率2・53。上原に続いて、絶対的な守護神だったマシソンが離脱し、リリーフ陣が崩壊した状況で、ベテランがチームの窮地を救った。

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