生光学園 盤石4強 3戦連続コールド&無失点 湯浅&山口“74発コンビ”さく裂

 「高校野球徳島大会・準々決勝、生光学園7-0脇町」(23日、鳴門オロナミンC球場)

 徳島大会は準々決勝3試合が行われ、生光学園が八回コールドで脇町を下して4強入り。好調の打線が13安打7得点で相手の好投手を攻略した。連覇を狙う鳴門渦潮は徳島商にコールド勝ち。富岡西は、粘る城東を振り切った。準決勝は25日、鳴門-富岡西、生光学園-鳴門渦潮で行われる。

 生光学園が堂々の4強入りだ。最速144キロの脇町のエース・立木から13安打で7点を奪取。これで初戦から3試合連続コールド勝ちで、しかも無失点。隙のない試合運びで甲子園を視界にとらえた。

 好調の打線を引っ張るのが、高校通算43本塁打の4番・湯浅麗斗外野手(3年)と、同31本塁打の5番・山口留以捕手(3年)だ。三回に湯浅が「自分のスイングができた」と痛烈な左前打で出塁すると、続く山口が「振り切ることだけ考えた」と左越えに適時二塁打。この日、ともに3安打の活躍で快勝の原動力となった。

 2人は生光学園中出身。3番・月岡大成内野手(3年)や安芸智哉投手(3年)らも中学からのチームメートで、「自分たちの代で甲子園に行こう」と誘い合って生光学園に入学した。

 徳島県は全国で唯一、私立校が甲子園に出ていない。生光学園は毎年のように上位に進みながら、あと一歩で聖地を逃してきた。

 「私立初V」へあと2勝。準決勝では連覇を狙う鳴門渦潮と対戦する。「後ろに山口がいるから気が楽。甲子園に行きたい」と湯浅が言えば、山口も「湯浅が打ち損じたときに自分がカバーしたい」と力を込めた。“74発コンビ”が、そのパワーでチームを頂点に導く。

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