ヤクルト・バレンティン20号一番乗り 本塁打、打点で単独トップに
「DeNA0-6ヤクルト」(17日、横浜スタジアム)
これが4番の仕事だ。ヤクルト・バレンティンが先制適時打&リーグ一番乗りの20号ソロ。チームを後半戦連勝スタートに導いた。
まずは初回1死一、三塁から浜口の変化球を捉える左前適時打。さらに川端の左犠飛では三塁からタッチアップ。左手で本塁を払う巧みなスライディングが光った。そして八回。先頭で加賀の外角スライダーを「カンペキ」に仕留めた打球は、スコアボード下部を直撃。貴重な追加点をたたき出した。
本塁打、打点はリーグ単独2冠。それでも「もちろん個人的にはうれしいけど、チームが勝つことに重点を置いている」と意に介さない。球宴のホームランダービーでは、決勝で筒香に惜敗。すぐさま訪れた直接対決で連勝し、並んでいた本塁打数でも先に20号にも到達と、見事に雪辱を果たしてみせた。
小川監督も「この暑い中でよく集中してやってくれた」と評価。主砲の打棒が、7月後半の逆襲には欠かせない。