大阪桐蔭、快勝発進 プロ注目コンビ躍動!根尾打&藤原“強引”足攻で先制

 初戦で二塁打2本を記録した大阪桐蔭の藤原恭大
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 「高校野球北大阪大会・2回戦、大阪桐蔭9-0四條畷」(16日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 史上初となる2度目の甲子園春夏連覇を目指す大阪桐蔭が快勝発進。機先を制したのは、プロ注目の4番・藤原恭大外野手(3年)の足だ。二回、右中間への打球に50メートル5秒7の快足を飛ばして二塁へ。続く5番・根尾の中前打で三塁コーチの制止を振りきり一気に本塁を陥れた。「タッチアップを狙ったが落ちた瞬間に行こうと思った。自分としてもチームとしても最高の形で点が取れた」と、してやったりだ。

 西谷浩一監督(48)は「“強引な”走塁だったが、あれも藤原のよさ」と言う。状況的にはストップでも「藤原しか行けない。藤原だから行ける」という信頼がある。関西創価を下して勢いづく公立校を「怖かった」と言う指揮官。その不安を激走で振り払った。

 二塁打2本、1打点。今春まで右膝が万全ではなかったが、回復後のトレーニングで走塁の一歩が2メートル30センチから2メートル40センチほどに伸びたという。「走力も上がった。自分の足に自信を持っている」。金の卵は笑顔もすごみを増していた。

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