部員10人…帝京大高の夏終わる 来夏も単独チームでの活動願う

試合終了後、スタンドへあいさつする帝京大高ナイン
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 「高校野球西東京大会・2回戦、法政15-1帝京大高」(10日、立川球場)

 部員10人で臨んだ帝京大高が五回コールドで初戦敗退した。昨秋、今春と連合チームでの大会参加から今夏は1年生5人の加入によって単独チームで出場。二回に1点を奪い奮闘したが、大敗に終わった。

 「帝京大高」として試合に挑む喜びを感じながらプレーした。現チームは3年生3人と2年生2人。1年時から出場しているエースで主将の大橋尚人投手(3年)が「自分たちも単独で」と中心になって勧誘活動に力を入れた。

 クラブ紹介ではDeNA・山崎康晃投手の登場曲をかけ、台車をリリーフカーに見立てる演出をするなどコミカルに工夫した。明るい雰囲気をアピールした結果、5人の新入生が入部。100回記念大会へ単独での参加にこぎつけた。

 攻撃中は唯一の控え選手である塙竜二外野手(1年)が一塁コーチを担い、三塁コーチはスタメンの選手が交代しながら務めた。塙は中学までバドミントンをしており、野球を本格的に始めたのは高校から。試合には出場せずに終わったが、「声出しは頑張った」とベンチから仲間を支えた。

 夏を終え、3年生が引退することで再び7人となる。責任教師も兼任する堀江大輔監督は「(連合チームだと)平日の練習の部分が難しい」と単独チームでの活動を願う。来夏、もう一度「帝京大高」として試合ができるように、下級生たちは練習に励みながら勧誘活動にも奮闘するつもりだ。

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