登美丘、「バブリー」で一世風靡のダンス部に刺激 2年ぶり初戦突破

 「高校野球南大阪大会・1回戦、登美丘11-5金剛」(8日、シティ信金スタジアム)

 「バブリーダンス」で有名なダンス部に負けじと、登美丘が金剛を破って2年ぶりに初戦を突破した。

 一、二回に6点を奪取。八回も3安打で4点を奪って試合を決めた。春季大会4回戦で大阪桐蔭に敗れた経験から、打撃を磨いてきた成果を見せた。

 3安打5打点の4番・小原悠介捕手(3年)は「桐蔭に負けた悔しさバネに行けるところまで行こうと言っている」と活躍に胸を張った。

 ダンス部の活躍が、野球部員の刺激となっている。同校のダンス部は120人の大所帯。全国大会でも優勝経験がある。80年代をほうふつとさせる衣装で、キレのある動きを見せる「バブリーダンス」は全国から注目を集めた。

 加味根淳監督(58)は担任のクラスにダンス部員がいる。「彼女たちはしっかり練習しているし、全国でも結果を出している。野球部とダンス部の交流はありませんが、『甲子園に行ったら応援に行きます』と言ってくれている。頑張りたいですね」と意気込む。

 小原はクラスメートのダンス部員がいる。「彼女たちはすごい。活躍は刺激になています」。屋上や廊下で練習する姿を見ると、気持ちが引き締まるという。

 この日、ダンス部の3年生4人は、休日を利用してスタンドから声援を送った。「選手はめちゃくちゃかっこよかった」と大興奮。

 ダンス部は、今大会も大会歌に合わせて踊る大会CMに起用され、収録時に野球部員よりも先に聖地の土を踏んだ。同CMにも出演した4人は「甲子園は感動しました。(試合の)応援に行きたいです」。再び聖地に連れて行ってくれることを願っていた。

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