ヤクルトの用具が名古屋まで届かず…39年ぶり中止 記録的大雨でプロ野球も大混乱

 大雨が想定外の事態を引き起こした。ギリギリまで待ったが、ヤクルトの用具がナゴヤドームに届かない。同様の理由では39年ぶりの試合中止となった。

 5日の広島戦の中止を受け、練習後の午後7時頃に用具やユニホームを積んだトラックが広島を出発。名古屋には6日午前2時頃到着の予定だった。

 しかし、走っていた高速道路が通行止めとなり、トラックは兵庫県内で一般道に。京都府内で再び高速に乗るルートに変更したが、渋滞に巻き込まれた。事情を聞いた中日側は当初予定から1時間遅らせ、試合開始を午後7時にすることも検討したが、トラックは京都府内で立ち往生。午後3時45分に中止が決まった。

 選手と首脳陣は、交通機関の乱れを考慮して5日に名古屋入り。6日午後には宿舎でミーティングも行って試合に備えたが、商売道具がなくてはプレーできない。午後4時30分頃、ジャケット姿で球場に現れた小川監督は「何とも言いようがない。こういうのは初めて。車が止まっちゃっている以上、どうにもできない」と淡々と受け入れるしかなかった。

 5日午後4時すぎに出発した広島の荷物車は、6日朝に東京都内の宿舎に到着。3時間の差が明暗を分けた。結局、チーム練習も行われず。この日先発予定だった石川、7日に先発する小川のみが、ガランとしたナゴヤドームでキャッチボールなどの調整を行った。

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