楽天・岸、今季8勝目 古巣斬り7回0封で自身7連勝
「西武1-9楽天」(30日、メットライフドーム)
蒸し暑い古巣のマウンドを気に留めず、楽天・岸孝之投手は涼しげに腕を振った。7回3安打無失点。自身7連勝で今季8勝目を挙げ、防御率1・80でリーグトップを独走だ。
「ライオンズ打線をゼロに抑えられたのは大きかったと思います」。緩急を自在に操り、今季初対戦の獅子打線を手玉に取った。投げ合ったのは、西武時代につけた背番号「11」を継承した今井。「あのユニホームを見ると懐かしいなと思いますね」。“先輩”の貫禄を見せた岸は「今井君はいい球を投げていた。ケガをせず、頑張って欲しいです」とエールを送った。
チームは分が悪かった西武戦で、今季初のカード勝ち越し。7月には週末に2度も西武戦が組まれており、岸が逆襲をアシストする。