ロッテ・井上“追い風”2点打 12メートル強風が幸運呼んだ
「ロッテ4-3楽天」(27日、ZOZOマリンスタジアム)
風速12メートルの強風を味方にした。一回、荻野の中前打から2死一、三塁と好機を広げ、ロッテ・井上が打席へ。高く打ち上げた打球は風に舞って、左翼・島内の前に落ちる逆転の2点二塁打となった。
「ラッキーでした。初球から打ちにいくつもりだった。(高い打球を)狙っていた」
勢いが止まらない。体調不良から復帰した23日の西武戦でいきなりプロ初の満塁弾。翌24日の同戦ではこれまた初の4安打4打点だ。この日で今季45打点。16年の16打点が最高だから今季は別人だ。
5年目。春男と呼ばれ、この時期は2軍だった。未知のゾーンへの挑戦を「毎日毎日必死でやっている結果です」と謙虚に言う。風も味方するはずだ。
高く遠くへ飛ばしたい。「千葉限定の打法の名前はないですかね?」と子どものように笑った。