沖縄の星・安仁屋氏、沖縄大会で始球式「想像もしていなかった」 石嶺氏とバッテリー

 全国の地方大会のトップを切って、23日に開幕する今夏の第100回全国高校野球選手権記念沖縄大会の開会式後に始球式を行う広島OB会長・安仁屋宗八氏(73)=デイリースポーツ評論家=が4日、故郷の高校野球に携わることに感謝を示した。

 広島、阪神でプレーした安仁屋氏が、高校野球の行事に関わるのは今回が初めて。「高校時代があったから、私の今がある。始球式(のオファー)は想像もしていなかったので、うれしいですね」と声をはずませた。

 安仁屋氏は62年夏に沖縄(現沖縄尚学)のエースとして南九州大会で優勝。記念大会の枠ではなく、沖縄勢として初めて自力での甲子園出場を決め、後に沖縄出身で初のプロ野球選手となった。

 沖縄県の高野連関係者は「沖縄の野球にとって大切な方なので」と始球式を依頼。豊見城OB・石嶺和彦氏(57)=元阪急、現社会人野球・エナジック監督=とバッテリーを組むことになった。100回目の夏は、沖縄のレジェンドが投じる1球から幕を開ける。

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