大阪桐蔭・藤原、復帰戦5の5 阪神スカウト「西武の秋山みたいにもなれる」

 選抜決勝以来となる公式戦で、5安打を放つ活躍を見せた大阪桐蔭・藤原
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 「春季高校野球近畿大会・1回戦、大阪桐蔭7-6明石商」(26日、明石トーカロ球場)

 近畿大会が開幕し、大阪桐蔭が延長十回の末、7-6で明石商を下した。大阪桐蔭の今秋ドラフト1位候補・藤原恭大外野手(3年)が、今春センバツ決勝・智弁和歌山戦以来となる公式戦に出場。5打席で適時打2本を含む5安打を記録し、4強進出に貢献した。

 センバツ後は昨秋に痛めた右膝の治療に専念した藤原。春季大阪大会はベンチ外だった。「いい緊張感の中でプレーできた」。鬱憤を晴らすようにグラウンドを駆け回った。

 西谷浩一監督(48)に1番での先発を志願。試合開始直後の初球を捉えた。右翼手の右へライナーを放つと、二塁にヘッドスライディング。アウトとなったが、全力疾走で右膝に不安がないことを証明した。2打席目以降も快音を響かせ、自身初の1試合5安打をマークした。

 スタンドでは12球団が視察。3人体制の阪神・畑山チーフスカウトは「西武の秋山みたいにもなれると思う。適性を見ていきたい」。4番だったセンバツのような中軸だけではなく、1番打者としての素質を評価した。

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