オリックス・田嶋、出た!153キロ 自己最速更新で快投5勝

 「オリックス3-0西武」(20日、ほっともっとフィールド神戸)

 爽快だった。先発したオリックスのドラフト1位・田嶋大樹投手(JR東日本)が、自己最速を1キロ更新するMAX153キロの直球を中心に圧倒。「ストレートが走っていたので押していこうと」。三塁すら踏ませない内容で獅子を眠らせた。

 いきなり出した。初回、1番・秋山を追い込むと153キロの直球で空振り三振。四、六回には先頭打者を出塁させたが、直球に加えチェンジアップなどを織り交ぜ後続を断った。「2回連続でやられられない」と4月7日に黒星を喫した西武打線に雪辱。7回を4安打無失点でチームトップタイの5勝目だ。

 快眠が快投を呼ぶ。アマ時代から登板前日は不眠がちだった田嶋。ところが先日行った美容室に漂っていたアロマが、自然な流れで眠気を呼んだ。自室で試すと効果てきめん。オレンジスイートのアロマで睡眠を誘い体調を万全に整えていた。

 勢いは眠らせない。新人左腕の活躍でチームは5月初の零封勝利。今後も田嶋が目の覚めるような投球で白星を積み重ねる。

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