「ロッテ２－７オリックス」（１５日、富山アルペンスタジアム）

　オリックスの“グリーンモンスター”宗がチームの流れを変えた。３連敗で迎えた一戦。０－０の三回１死二塁の場面で石川の初球、高めに浮いたシンカーをたたいて中前にはじき返す先制適時打を放った。一塁ベース上で味方の声援に両手で応える。重い空気は一変した。

　「チャンスだったし積極的にいこうと思った」

　この一打をきっかけに前３試合で計３点に終わった打線に火が付き、終わってみれば７得点で圧勝した。

　休日だった前日に頭髪のカラーを金髪から緑色に変えた。

　「テーマはクレイジーです。チームの状況も悪かったんで流れを変えたかった。いじられてもいいです」

　この一戦でチームは４位浮上。緑の頭が再び上昇気配へと導く。