中日・藤井が八回勝ち越し打 ヤクルトに逆転勝ち
「中日3-2ヤクルト」(9日、石川県立野球場)
中日・藤井が同点の八回、決勝の適時打を放った。先頭の福田が三塁打で出塁。藤井が左前にはじき返し、福田が勝ち越しのホームを踏んだ。
ヒーローインタビューに呼ばれた13年目のベテランは、「仕事ができるようにと思っていた。福田の三塁打は今世紀最後だと思ったので、無駄にできないな、ランナーをかえそうと打席に入りました。ここは京田の地元なので京田が活躍できれば良かったんですが、お株を奪ってすいません」と冗舌に語っていた。
打線は1点を追う三回に2死走者なしからアルモンテが二塁打、ビシエドが中前へと運ぶ適時打を放ち、助っ人2人で同点に追いついた。
さらに五回にも2死走者なしから、アルモンテの左線二塁打と、ビシエドの適時二塁打で勝ち越しに成功。再び同点となっていた八回に勝ち越した。
先発した吉見は6回2安打1失点も勝ち負け付かず。八回に登板したドラ1の鈴木博が2勝目を挙げた。
森監督は「外国人はいいんですけど、1、2番が出塁してくれないと。最後は藤井がベテランらしく打ってくれました」と話していた。
ヤクルトは二回に古賀のスクイズで先制。七回は2死一、二塁から相手捕逸で同点に追いついたが、3番手の近藤が勝ち越しを許した。