巨人・沢村「準備していた」雄たけびリリーフで勝利に貢献

お立ち台で笑顔を見せる巨人・亀井善行(左)と沢村拓一=東京ドーム(撮影・西岡正)
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 「巨人3-1阪神」(9日、東京ドーム)

 巨人・沢村拓一投手が、気迫の投球で勝利に貢献した。

 六回、先発の吉川光が突如乱調。無死からの連続四球で一、二塁のピンチを招き、救援に向かった。まずロサリオを遊直で1死。続く福留の打席で捕逸があり、二、三塁とピンチが広がったが、全く動じず。福留は2-2からのフォークで空振り三振。糸原はフォークを意識させながら、最後は153キロの直球でねじ伏せて三邪飛に仕留めた。

 ピンチをしのぎ、マウンド上で雄たけび。今季13試合目の登板となった剛腕が、圧倒的な存在感を示した。「斎藤さん(投手コーチ)から『もう一回』と言われる前から、準備はしていた」と、七回もイニングをまたいで続投。連打で無死一、二塁のピンチを招いたが、素早いけん制で二走・大山をタッチアウトに。後続を仕留め、リードを保ってマウンドを降りた。

 お立ち台では「僕だけの力じゃない」と謙遜したが、G党から大歓声を浴びた背番号15。「また明日、勝てるように準備します」と頼もしかった。

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