日本ハム・ドラ1清宮、高卒新人タイ!デビューから4戦連続安打

 「日本ハム6-4ロッテ」(5日、札幌ドーム)

 少年少女の大声援に背中を押され、日本ハムのドラフト1位・清宮(早実)が全力疾走で一塁を駆け抜ける。「渋かったですけど、結果は結果なので」。中田に一発が飛び出した直後、有吉の変化球をしぶとく三遊間に運んだ。遊撃内野安打となり、4試合連続安打となった。

 六回の第3打席でともした「H」ランプに、超満員の札幌ドームは万雷の拍手。だが、その後はため息に包まれた。続く田中賢が放った浅い中飛で飛び出してしまい、一塁に戻れず併殺に。仲間からの「次、次」という激励の言葉を全身で感じ、反省した。

 「みなさんのおかげで勝てたので、それはすごい良かったです」

 プロ選手として初めて迎える「こどもの日」に、改めて「ありがとう」の気持ちを胸に刻む。3日の試合後、ラグビーのヤマハ発動機で監督を務める父・克幸氏とすし店に出掛け、初安打の記念ボールを渡した。「今までいい環境でやらせてもらったので、感謝の気持ちはあります」。今年1月に初任給を受け取った時には、家族のためにケーキを買って自宅に帰ったという。

 これからもずっと、恩返しの旅路は続く。ドラフト制後、高卒新人のデビュー戦から4試合連続安打は、99年・赤田(西武)、15年・浅間(日本ハム)に並ぶ最長記録だが慢心はない。“世界の清宮”になるまで、挑戦は終わらない。

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