日本ハム・清宮 プロ初タイムリー マエケンと“対戦”の球場で

 「イースタン、DeNA4-9日本ハム」(28日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか)

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が「3番・一塁」でフル出場。ドジャース・前田健太投手(30)と“対戦”した思い出の地で、プロ初適時打を含む4打数1安打1打点と存在感を示した。

 沸き上がる大歓声を背に清宮がゆっくりと打席に入った。ゴールデンウイーク初日、3058人の視線が一身に集まる。2-4の五回2死一、二塁。通算23ホールドの助っ人右腕・バリオスの内角直球に食らいつくと、打球は中前の芝で弾んだ。

 「どさくさに紛れて打てました(笑)」

 バットの先で拾ったラッキーな「H」ランプ。それでも、2軍公式戦45打席目で放ったプロ初タイムリーだ。続く森山の右中間を破る2点適時三塁で逆転のホームを踏み、その後も追加点を重ねて勝利。「出てる以上、(自身の成績など)気になるところもありますけど。2連勝できたので、それが一番大きいです」と胸を張った。

 ここまで2軍戦13試合に出場して43打数9安打、打率・209。チームトップの4本塁打と持ち前の長打力は見せつけているが、内角球への対応など課題も多い。その上で、18歳は「今の自分は4打数1安打でも打率が上がるので、悪くないです」と“超前向き”だ。

 緑に囲まれたこの球場は東京北砂リトル時代に、テレビ番組の企画で当時広島の前田と対戦した特別な場所。「毎日毎日、必死にやるだけなので。その姿勢だけは変えずにやっていきます」。童心に戻り、また決意を新たにした背番号21。1軍昇格へ、打ち続ける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス