日本ハム中田が意地の適時打 目前で近藤が敬遠申告 先発高梨は91球省エネ完投勝利

 「日本ハム4-1オリックス」(25日、札幌ドーム)

 日本ハムが3連勝で2カード連続の勝ち越しを決めた。

 先発した高梨が9回1失点の完投で今季初勝利。初回から安定した投球で6安打1死球、2奪三振と凡打の山を築き、わずか91球で9イニングを完走した。

 背番号39の右腕は、今季4度目の先発でつかんだ待望の初白星に「うれしい、北海道のみなさんの前で1勝目はうれしい。野手のみなさんが守ってくれて、何とか九回まで投げられた。札幌ドームで勝てたのは、みなさんの声援が力強いからということを改めて感じました」と白星を噛み締めた。

 打線も七回にレアードの適時打で先制。さらに清水の適時打で1点を加えた。八回には、目の前で近藤が申告敬遠され、2死一、三塁で打席に入った4番の中田が左越えに適時二塁打を放ち、2点を加点した。

 オリックスは先発した左腕のアルバースが6回2/3を4安打2失点と好投も、打線の援護なく、今季初黒星(2勝)。その打線は八回に1点をかえしたが、2度の併殺打など好機をつくるも、あと1本が出なかった。

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