親友・衣笠氏の死に江夏氏沈痛 「だけど、早過ぎた」

 プロ野球広島で名選手として活躍した衣笠祥雄氏の訃報を受け、広島時代の同僚だった江夏豊氏(69)は24日、中止となったヤクルト-阪神のテレビ解説のため訪れていた松山空港で取材に応じた。ともに1979年の日本一を経験した親友の死に「いずれ誰しもが通る道。だけど、早過ぎた」と沈痛な面持ちだった。

 19日のDeNA-巨人をテレビで解説した衣笠氏の声がかすれていたことから電話で「声が出とらんぞ。無理するな」と気遣った。衣笠氏は「分かった。分かった」と返したという。

 79年の日本シリーズの「江夏の21球」では衣笠氏の気配りに助けられ、「すぐ追い掛けるから」と話した。

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