「ヤクルト６－２ＤｅＮＡ」（２２日、神宮球場）

　ヤクルトが連敗を５で止めた。

　先発の由規投手が、七回途中１安打無失点で今季初勝利を挙げた。１５０キロを計測するなど球威十分の直球に加え、スライダーやフォークも低めに制球。首位を走るＤｅＮＡ打線を封じ込めた。

　今季ここまで２度の先発は、制球に苦しんでいずれも４回で降板していたが、この日は一変した。チームの窮地を救う快投に、小川淳司監督は「素晴らしいのひと言。今日の試合は由規に尽きる」と絶賛。「バランスよく投げられて、スマートで安定した投球。今日のスタイルは初めて見た」とひと皮むけた右腕の姿に目を細めた。

　打線は一発攻勢で由規を援護。六回にバレンティンが先制の４号２ランを放つと、１点リードの八回は山田哲の５号２ランなどで４点を挙げて突き放した。