菅野が今季初の完投星!スイスイ6安打2失点 開幕戦のリベンG「必死に投げた」

 「阪神2-8巨人」(20日、甲子園球場)

 今季初完投勝利を飾った巨人・菅野は聖地からため息が漏れる中、表情を変えず、軽くグラブをたたいただけだった。「これだけ点数を取ってもらって、まずまずだったなって。はい」。決して大満足とはいかなかったが、それでも113球を投げ無四球、6安打2失点。これぞエースの投球で、開幕戦で黒星を付けられた阪神にリベンジを果たした。

 初回から安定感のある投球を見せつけた。「やられた相手で期するものがありました。必死に投げました」。前回初勝利時同様、シンカーを封印。毎回の6四球を与えた阪神の藤浪とは対照的に、テンポよく変化球と直球を内外角高低に投げ分けた。前回開幕戦でやられた中軸は完璧に封じた。

 「散々、やられましたし、福留さんには野球人生で一番、いいようにやられたんじゃないかなというぐらい打たれた」

 開幕戦で決勝本塁打を浴びた福留に対して五回、フルカウントから、149キロ直球で見逃し三振。計2打数無安打に抑え、前回の借りを返した。

 まさかの自身開幕2連敗スタートだったが、ここにきて2連勝。「一つ勝つことで知った喜びがあった。その勢いで投げられた200イニング、10完投を目指している」と菅野。聖地での快投で弾みをつけ、チームも上位に押し上げる。

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