ゲレーロ待望の移籍1号も…巨人連勝ならず

 「巨人2-3広島」(14日、東京ドーム)

 新主砲の巨人・ゲレーロに待望の一発が飛び出した。2点を追う七回、先頭で内角直球をコンパクトに腕をたたみ振り切った打球は左翼席上段へ。着弾を確認すると、これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすかのようにバットを地面に叩きつけた。

 開幕から14試合、60打席目で移籍1号。12日・DeNA戦から定位置の4番から3番に座り3試合目。「うまく打つことができました。やっと1号という感じです」。昨季のセ・リーグ本塁打王が、ようやく期待に応え安どの表情を浮かべた。

 それでも豪快弾は空砲に終わり、チームは単独最下位のまま。「まだ、4月の中旬、シーズンは長い。これから」とゲレーロ。記念の1号をきっかけに勝利につなぐ本塁打を量産する。

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