「オリックス２－４楽天」（１０日、京セラドーム大阪）

　楽天・岸孝之投手（３３）が６回６安打１失点で今季初勝利をマークした。

　「初回から全力でいきました」と話す岸は、力のあるストレートにカーブ、スライダー、チェンジアップなどを交えて、三回までパーフェクト。四回に２死三塁からロメロに適時左前打を浴びて１点こそ失ったものの、五回の１死一、二塁のピンチでは宗、大城を連続三振。六回の１死三塁のピンチも、力でねじ伏せた。

　岸はヒーローインタビューで「チームが勝ってホッとしました。先制点を取ってもらって、６回ですけど、何とか投げきることができました」と冷静に振り返った。

　前回登板の３日の日本ハム戦（楽天生命パーク）では８回無失点と好投しながら打線の援護がなく、勝ち星にはつながらなかった。「チームが勝てるようなピッチングを毎回できるように頑張りたい」と次を見据えていた。