明徳・谷合逆転サヨナラ3ラン「握手したのは初めて」4番が決めた!馬淵監督50勝

明徳義塾・谷合(左)と握手を交わす明徳義塾・馬淵監督=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「選抜高校野球・2回戦、明徳義塾7-5中央学院」(25日、甲子園球場)

 昨秋の明治神宮大会覇者、明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督(62)が、甲子園通算50勝(30敗)を挙げた。歴代5位は変わらず、歴代3位に並ぶ前横浜監督・渡辺元智氏、帝京・前田三夫監督の51勝にあと1勝に迫った。

 名将が手塩にかけて育てた4番が試合を決めた。4-5の九回、2死一、二塁の場面で谷合悠斗外野手(3年)が中堅バックスクリーンへ逆転サヨナラ3ラン。センバツでは2007年の宇部商・林裕行以来18回目となるサヨナラ本塁打となった。

 そこまで4打数無安打で、八回には併殺打で好機をつぶしていた谷合は「食らいついていくことだけ考えた」と振り返った。1年夏から4度目の甲子園となった主砲は、神宮大会後に右肘と左足首を手術。センバツを控えてメスを入れることに不安を覚えた谷合だったが、「間に合うやろ」と背中を押したのは馬淵監督だった。

 本塁に帰って仲間から手荒い祝福を受けた後、馬淵監督から握手を求められた谷合は、「握手したのは初めて。監督さんから握手してくれた」と少し恥ずかしそうに笑った。「50勝をプレゼントするのが目標だったのでよかった。60勝を目指して頑張りたい」と、恩師とさらなる高みへ登る。

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