中日支配下登録発表の木下 会見直後に登板も満塁被弾
「オープン戦、中日1-6ロッテ」(23日、ナゴヤドーム)
この日、育成から支配下登録が発表された木下雄介投手が1-1の九回に5番手で登板。記念すべき日を飾る好投を見せたいところだったが、満塁本塁打を浴びるという苦い“支配下デビュー”となった。
試合前にナゴヤドームで会見に臨んだ木下。肩を壊して駒大を中退し、一度は野球から離れた生活を送ったが、四国ILを経て2016年育成1位で入団。そして支配下登録をつかみとった。
直後にいきなり出番がめぐってくる。新背番号「98」も発表されたが、まだ間に合わず「201」での本拠地マウンド登場となった。
しかし先頭の井上に中前打を打たれると、続く藤岡にも中前に打ち返される。菅野を四球で歩かせ、いきなり無死満塁のピンチとなった。李を三ゴロ併殺でとりあえずは落ち着いたが、田村に四球を出して再び満塁とすると、加藤に右翼スタンドに痛恨の満塁弾をたたき込まれた。
結局、木下は打者8人に対し5安打2四球5失点。支配下の喜びと洗礼、生涯忘れられない一日となった。