巨人・高橋由伸監督（４２）がデイリースポーツのインタビューに応じた。４年ぶりのリーグＶ奪回を目指す就任３年目の今季は、ここまでオープン戦で首位。近年の懸案だった若手が目立っているチームの現状について、そして４年ぶりに開幕カードで当たる宿敵・金本阪神に対する印象などを語った

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　－開幕戦は４年ぶりに阪神と対戦する。今年の阪神の印象は。

　「新しい戦力もいるんだろうけど、やっぱりここ２年ぐらいは若い選手が力をつけてきている。ロサリオ以外は去年といい意味であまり名前は変わらないよね。力をつけてきたということだから。よく名前が挙がっている糸原、大山、中谷、高山…。彼らが出てきていることで、勢いというのが出てきているとは感じる」

　－気を付けないといけない選手を挙げるとすれば。

　「野手で言えばロサリオ。新戦力だからというところと、なんだかんだ言っても福留と糸井。ベテランの２人は健在だろうし、ウチは去年やられている。ロサリオが４番で、この２人が挟むんだよね。警戒すべきはやっぱり中軸。そこは気を付けないといけないかな」

　－向こうの開幕オーダーはどうなりそうか。

　「人のこと予想している場合じゃないだろ（笑）」

　－開幕戦であたる投手はメッセンジャーが有力。去年は勝てていないが、どう攻略するか。

　「足を使うとか、どうするかはこっちが誰が（スタメンで）出るかによるけど、力のある投手はそうは簡単にはいかない。難しい投手だなと思うけど、何とかしたいけどね。一回も勝てていないわけでもないし、勝てる要素はたくさんあるはずだから」

　－阪神・金本監督とは誕生日が一緒で、監督に就任した年も一緒。意識する部分は。

　「それはね、正直そんなにないと思う。金本さんもないと思うよ。やっぱり自分のチームを強くしようという思いでいっぱいだと思うよ」

　－今年は就任３年目で、契約最終年。気持ちの持ち方は１、２年目と違うか。

　「１年目も今年も覚悟の部分は変わらない。考えていることも、やろうとしていることも、これまでと大きく変えるつもりもない。よく最後とか最終年とか言われるけど、それはオレの個人的な話であって、それがどうしたという話だよな」