21世紀枠・膳所、練習試合初戦で快勝 2週間のテスト期間ブランク気にせず

 「高校野球・練習試合、膳所7-1石山」(10日、皇子山球場)

 今春のセンバツに21世紀枠で出場する滋賀県内屈指の進学校・膳所が、今年の練習試合初戦で石山に快勝。59年ぶり4回目のセンバツへ順調な滑り出しを見せた。

 2月21日から3月8日までテスト期間だったため、約2週間も全体練習ができていなかった。上品監督の「野球部員であるより、膳所校生であれ」という方針もあり、部員は個人練習で軽く体を動かす以外は、勉強に集中していたという。

 野球部内では成績トップで、京大志望の先発のエース・手塚皓己投手(2年)は、9日にシート打撃で登板しただけで“ぶっつけ”の登板。それでも2回無失点の好投を見せた。走者を出した場面の投球を練習するために、あえて四球で走者をためる場面もあった。

 「練習では手応えがなかったけど、マウンドに立つと不安はなくなった。これから焦らないようにしていきたい。投げ込んだりして、少しでもできることを増やしていきたい」と納得した様子で振り返った。

 打線は11安打で7点を奪った。上品監督は「思っていたより守備のミスもなかったし、(テスト期間で)練習していなかった割には上出来だったと思う」と及第点を与えた。センバツに向けては「うちは単体では勝負ができない。打順の組み合わせとかで予期しない力が出たり、ちょっとでも力が増量できるように、練習試合で打線の組み合わせを考えていきたい」と本番を見据えた。

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