日本ハム・ドラ1清宮21日実戦初打席へ 栗山監督「打ち始めたら早い」

 「日本ハム紅白戦、白組5-4紅組」(17日、かいぎんスタジアム国頭)

 右手親指痛で一部別メニューを続ける日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が、21日の韓国・サムスン戦(赤間)で実戦初打席を目指していることが17日、分かった。この日は今キャンプ初めて上から投げられたボールを30スイング。紅白戦(国頭)は一塁の守備のみで出場し、“国内デビュー”を果たした。

 ぼんやりとしていたプロ初打席が、視界に捉えられてきた。右手親指痛からの復帰ロードは順調で、“デビュー”の日は刻々と迫る。目指すは21日、サムスンとの練習試合。高校通算111本塁打の怪物がベールを脱ぐ。

 首脳陣が話し合いを重ねた上で、Xデーを定めたもようだ。問題なく打撃練習の強度が上がっていけば、最終クール初日となる21日の実戦で打席に立つ。ここまで慎重に状態を見極めてきたが、回復具合は良好。栗山監督も以前から「打ち始めたら早い」と話しており、ペースアップする可能性は高い。

 清宮はこの日の午前中、1軍帯同の野手と共に名護市の「あけみおSKYドーム」で汗を流した。打撃練習では約10メートルの距離で、城石打撃コーチが軽めに上から投げるボールを打ち返した。「まだまだです。まだ、しっくりきていないです」。本人は辛口評価だったが、患部に問題がないことが何より。フリー打撃再開も間近だ。

 練習後は国頭に移動し、紅白戦に一塁の守備のみで先発出場。打席には立たなかったが、ファン1383人の大声援を全身に受けてプレーできた。「これだけたくさんの方に来ていただいて、いろんな声援もいただいて、うれしかったです」。直接打球を処理することはなくても「声を掛けられました」とナインに溶け込んでいた。

 沖縄入りした前日16日は時差ボケを感じるも、一晩ぐっすり寝て「バッチリです」と清宮。豪快なフルスイングは間もなく解禁される。心に秘めていた打撃への思いを、バットに乗せる。

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