楽天・藤平 猛虎打線を3回ピシャリ 梨田監督「完璧」手放しで称賛
「練習試合、阪神10-1楽天」(16日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)
楽天・藤平尚真投手(19)が16日、練習試合・阪神戦(宜野座)で先発し、猛虎打線を相手に3回完全の好投を演じた。2年目右腕が初の開幕ローテ入りに前進した。
「真っすぐの質にはかなり手応えを感じました」。今キャンプのブルペンでは主にセットポジションからの投球だったが、この日はノーワインドアップに切り替え、より球に力を伝えた。初回の植田は150キロの直球で空振り三振。二回、注目のロサリオには内角直球と外のスライダーで組み立て、あえて138キロの直球を投じ、バットに空を切らせた。
視察した侍ジャパンの稲葉監督も「投げている姿、闘争心、これらは国際大会では大事になってくる」と絶賛。ローテ定着へ向け、梨田監督は「完璧だった。落ち着きも球のキレも直球の走りも含め十分」と手放しで称えた。