巨人・小林“ゴジラ塾”入塾 松井氏が熱血指導

 「巨人春季キャンプ」(6日、宮崎)

 巨人の臨時コーチを務めるOBの松井秀喜氏(43)が宮崎入りし、打撃に課題を抱える小林誠司捕手(28)を熱血指導した。全体練習後の居残り特打では、打撃ケージ裏などで身ぶり手ぶりで軸足重心への意識などの“ゴジラ塾”を開講し「フォームで多少、気になるところがあるので伝えた」と話した。

 2年ぶりの臨時コーチ就任。最初に“ロックオン”したのは背番号22だった。昨季の打率は規定打席到達者の中でリーグ最低の・206。高橋監督からは「若い選手を中心にいろいろと見てあげてほしい」と要望を受け、松井氏は「彼の成績が伸びれば、巨人の得点力も上がる」と期待を込めての指導だった。

 小林は「マンツーマンでは初めてだと思う。すごくうれしかったですし、期待に応えられるように頑張りたい」と決意を新たにした。2年前、松井氏からこの日の小林と同じような指導を受けた坂本勇は覚醒し、首位打者を獲得した。「きっかけになるようなアドバイスを伝えていきたい」と松井氏。選手にとって濃密な時間が始まった。

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