ヤクルト・克則コーチ、母・沙知代さんは「豪快で、最後まで強かった」
ヤクルト、阪神、楽天などで監督を務めた野村克也氏(82)の妻で、昨年12月8日に亡くなったタレントの野村沙知代さん(享年85)のお別れの会が25日、都内のホテルでしめやかに営まれた。
ヤクルト・野村克則2軍バッテリーコーチ(44)は、改めて母・沙知代さんへの思いを明かした。
生前は「前向きなことしか言われていない」という。「(母は)プラス思考で、父はマイナス思考だった。おふくろがずっと(父を)リードしていた」。名捕手であり、名監督だった父・克也氏が、私生活では逆に母・沙知代さんに引っ張ってもらっていた様子を懐かしんだ。
「豪快で、最後まで強かった」と振り返る。息子の立場からも文字通りの“頼れる女房”として映っていた沙知代さんを「華やかに送ってあげられた」。一方でこの日も気落ちした様子の父に対しては、「僕らがサポートしていかないといけない」と話した。