巨人のドラフト1位ルーキー、鍬原拓也投手(中大)が3日、中学時代に所属したリトルシニアのチームが拠点にしていた奈良県橿原市内のグラウンドで始動した。6時間以上の走り込みなどで屈強な体の礎を築いた原点の地で「今年から勝負。1年間をけがなく過ごして、最終的には新人王を取れたらいいなと思う」と表情を引き締めた。
150キロを超える速球が武器で先発として期待されている。昨秋のリーグ戦終了後から約2カ月間は休養させるために投球練習を控えているそうだが、この日はキャッチボールやネットスローを精力的にこなした。
9日からの新人合同自主トレで夢見たプロ生活が始まる。