大谷よ、英語より練習だ…日本ハム栗山監督が練習時間の優先を訴え
日本ハムの栗山英樹監督(56)が30日、エンゼルスに移籍した大谷翔平投手(23)に対して、英語学習より野球の練習に専念するよう指令した。
現地入り後も意思疎通は二の次。まずは練習時間の確保を優先すべきと訴えた。「言葉は大事だけど、英語ばかり気になって自分のやりたいことができないなら、ほっとく考えもある。翔平は普通にしていればいい。言葉の前に人だから」。人柄のいい大谷には周囲が自然と寄ってきて手を差し伸べてくれると見ている。
むしろ栗山監督が心配しているのは、投手・大谷がどこまで活躍できるかだ。「野球は苦しむ。特に投げる方は。滑るボール、マウンドの違いとか」。二刀流のため、練習は他選手の2倍やることがある。言葉の壁より野球の壁を乗り越えることが先決だ。
大谷は来年2月14日(日本時間15日)に米国でキャンプイン。「世界一の選手になると信じている」と期待する栗山監督は、投打で頂点を目指す上でなりふり構わずトレーニングに励むことを願っている。