ソフトバンク・千賀 球団にメジャー移籍志願していた
ソフトバンク・千賀滉大投手(24)が、将来的なポスティングシステムによる米メジャー移籍を球団に直訴したことを27日、明かした。21日の契約更改交渉の席で、王球団会長や後藤球団社長ら上層部に自らの意思を訴える場を設けてもらう要望も伝えたという。
この日は地元の愛知県蒲郡市で同市観光大使の委嘱式と少年野球教室に臨んだ千賀。「契約更改の時、ポスティングでメジャーに行きたいと球団に伝えました」と明かした。
初出場した3月のWBCでメジャーの強打者と対戦。日本から唯一のベストナインに選ばれ「以前はアメリカのアの字もなかったけど、今はカの字まで見える」
千賀の海外FA権取得は早くても2022年で、23年開幕は30歳で迎える。契約交渉で思いを伝えられた三笠球団統括本部統括本部長は「彼の気持ちは理解した」とした上で、現時点の球団方針として「ホークスに入った以上は、どの選手も最後までホークスでプレーしてほしいと思っている」と話した。ソフトバンクはこれまでポスティング移籍を容認した例がない。