ロッテ、育成枠でキューバ選手獲得へ 候補者の中に同国代表選手も
ロッテ・林信平球団本部長は26日、キューバから育成選手を獲得する意向を明らかにした。林本部長は20日にキューバ入りし、24日に帰国。滞在中に野手5人、投手5人の計10人によるトライアウトを行っており、「将来性のある若い選手を育成レベルで預かりたい」と話した。
キューバ・スポーツ省が仲介して、参加選手は16歳から23歳までだった。実戦形式でトライアウトを行い、「140キロ台後半のボールを投げる投手もいた」そうで、キューバ代表選手も参加した。年明けには社内でビデオによるデータ分析や検討を進める。
ロッテは過去にデスパイネ、サントスを獲得したように、キューバ政府とはパイプが太い。育成選手枠での獲得は数年前からの構想で、今回は一歩も二歩も踏み出した格好だ。
「日本で成功したい。みんなが口にしていた。日本の高校生、大学や社会人もそうだが、(キューバの選手は)志という点でまたひとつ違った迫力を感じる」(林本部長)
「(獲得するのは)1人か2人」と語り、早ければ2月の石垣島キャンプに参加する。
球団には今後もキューバとのパイプを維持、さらに発展させていく狙いもある。