巨人・菅野智之投手（２８）が１４日、２０年の東京五輪でも同僚の小林誠司捕手（２８）とのバッテリー結成を熱望した。都内で行われた最優秀バッテリー賞の授賞式に出席し、「東京五輪には絶対に出たい。そこでも、誠司（小林）とバッテリーを組めれば」と語った。

　“夫婦愛”にあふれていた。今季、ＷＢＣも含めて菅野の登板全試合でバッテリーを組んだ同級生コンビ。授賞式ではお互いの良いところを聞かれ、菅野が「顔」と笑い、小林は「男らしいところ」と即答した。

　普段から食事に行くことも多く、互いの意見をぶつけ合ってきたという。菅野は「考えが合ってきた。今年は何を投げようか迷った時、『俺に任せろ』というジェスチャーも増え、心強かった」と、女房役を持ち上げた。

　順調にいけば、菅野は東京五輪でも日本代表のエース格。菅野が「五輪まで、戦いの最前線にいたい」と言えば、小林も「日本の中心になれるよう頑張ります」と決意した。世界との戦いを見据え、お互いにレベルを高めていく。