創成館、V候補・大阪桐蔭を破り決勝進出「一戦一戦成長とはこういうこと」

2番手で登板した創成館・川原=神宮球場(撮影・中田匡峻)
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 「明治神宮野球大会・高校の部・準決勝、創成館7-4大阪桐蔭」(13日、神宮球場)

 初出場の創成館(長崎)が、優勝候補の大阪桐蔭を破って決勝へ進出した。

 1点を追う三回に4点を奪って逆転すると、1点差に迫られていた五回は2点を追加して突き放した。四回から2番手で登板したエース・川原陸投手(2年)は、4回2/3無失点の好リリーフ。「試合をするだけでもうれしかった。まさか勝てるとは。ここまで来たらあと1勝なので優勝したい」と笑顔で振り返った。

 稙田龍生監督は「いつやられるかと覚悟していたけど、投手がよく頑張ってくれた。こんな力があるんだな、と思いました。九州大会で初優勝して、いい流れのまま来ていると思う。一戦一戦、成長するというのはこういうことなのかな」と歓喜する選手の姿に目を細めた。

 3安打1打点の3番・峯圭汰外野手(2年)は「今まで対戦した中で一番強くて、投手のレベルも全然違っていた。僕のところにはあまり飛んでこなかったけど、内野手はチェンジの時に『打球が速い』と驚いていた。でも、とても楽しかった」と快勝の余韻に浸っていた。

 創成館は今秋、長崎大会、九州大会で優勝。今大会もおかやま山陽、聖光学院を撃破して準決勝へ進出していた。決勝は静岡-明徳義塾の勝者と対戦する。

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