阪神の大和内野手(30)が8日、兵庫県西宮市内の球団事務所を訪れ、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使する申請書類を提出した。阪神は宣言残留を認めて複数年契約を提示しているが、内外野を高いレベルで守れる貴重な選手だけに、オリックスなどが獲得に名乗りを上げるとみられる。
大和は球団を通じ「移籍を前提とした権利の行使ではなく、阪神も含めて自分を一番必要としてくれる球団で来季プレーしたい」とコメントした。四藤慶一郎球団社長は「ぜひとも必要な戦力、選手なので絶対に残ってほしいという気持ちを伝えた」と残留を願った。