長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督が４日、故郷の千葉県佐倉市にある長嶋茂雄記念岩名球場で開催された「第４回長嶋茂雄少年野球教室」に元気な姿で参加。時折自らバットを手に子供たちへの熱血指導を行った。

　この日の野球教室には長嶋氏が監督時代に指揮した中畑清氏、松本匡史氏、角盈男氏、西本聖氏、定岡正二氏、篠塚和典氏、元木大介氏の巨人ＯＢ７人も加わり、少年少女たちを指導。グラウンドには少年野球２０チーム４８４人のほか、巨人ＯＢらが定期的に少年野球教室を開いている東日本大震災の被災地、岩手県宮古市の選手２０人も晴天下で一緒に指導を受けた。

　また、イベントの最後には３イニングのエキシビションゲーム、巨人ＯＢ・宮古市連合チーム－佐倉市代表チーム戦が行われ、連合チームは定岡氏が先発し、二回は西本氏がつなぎ、リードした三回は角氏が登板する豪華リレーが復活した。

　そして、最後の抑え役には宮古市の小学六年生・下山鷹君が中畑監督から指名され火消しに成功。下山君はベンチに戻るとレジェンド戦士たちから祝福のハイタッチや抱擁を受け、「うれしかったです」と緊張気味に感想。下山君にはこの試合のＭＶＰとして長嶋氏が始球式で打ったボールも同氏のサイン入りで贈られた。