JR東日本東北・西村 大会史上初の完全試合 わずか90球

 「社会人野球日本選手権・1回戦、JR東日本東北2-0新日鉄住金広畑」(3日、京セラドーム大阪)

 1回戦3試合が行われ、JR東日本東北(宮城)の西村祐太投手(28)が、新日鉄住金広畑(兵庫)戦で、大会史上初の完全試合を達成した。内外角に制球良く投げ分けて打たせて取り、奪三振は5。球数は90球だった。試合はJR東日本東北が2-0で勝ち、2回戦に進んだ。今夏の都市対抗大会を制したNTT東日本(東京)はJR西日本(広島)に4-2で逆転勝ち。新日鉄住金かずさマジック(千葉)はJR九州(福岡)を3-2で下した。

 大会史上初の快挙、完全試合を成し遂げると、西村が笑顔で両手を突き上げた。「パーフェクトにこだわりはないが、自分の仕事がしっかりできた」と満足そうに振り返った。

 182センチ、79キロ。桐蔭横浜大出身の28歳は、左腕から切れのあるスライダーを多投した。「外角のコントロールがよく、ストライク先行で自分の投球ができた」。球数はわずか90球だった。

 春先から結果が出ず、藤井監督からは「野球人生が終わりなのか。もう一踏ん張りしてくれ」と厳しい言葉を投げかけられた。西村はくじけることなく「このまま終わるわけがない。見返してやろうとずっと思っていた」。言葉通りの快投に、指揮官も「彼の本当のいい状態が出た。原点に戻ってくれた」と称えた。

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