瀬戸内に新怪物・門叶 1試合4発!目標は広陵・中村

 「高校野球・秋季中国大会・1回戦、瀬戸内23-3米子松蔭」(30日、しまなみ球場)

 1回戦4試合が行われ、瀬戸内(広島3位)が米子松蔭(鳥取1位)に23-3と大勝し、準々決勝へ駒を進めた。4番・門叶直己外野手(2年)が4本塁打を含む6打数5安打9打点と大活躍。チームも25安打と圧倒した。広島国際学院(広島2位)は鳥取商(鳥取3位)に敗れ、初戦敗退した。

 新たな怪物が登場した。打席に立つごとに大きくなる観衆のどよめきを切り裂く大飛球が、4度もスタンドに飛び込んだ。門叶が1試合で4本塁打を放ち、6打数5安打9打点の大暴れ。両手に残る最高の感触を味わいながら、すがすがしい表情で振り返った。

 「人生で初めてです。きょうは100点。言うことなしです。4本目は狙っていました。いつもなら力んでしまうんですが、いい感じで打つことができました」

 圧巻のアーチショーだった。三回1死一塁から左翼席へ2ラン。四回は、左翼席を越える場外本塁打を放ち、度肝を抜かした。勢いは止まらない。九回にはバックスクリーンへ2ラン。周囲の期待を背負いながら向かったこの回2度目の打席では、左翼手が打球を追うのも諦める豪快弾で締めた。

 今夏の甲子園を沸かせ、広島から1位指名された広陵・中村の存在が一つの目標となっている。「同じ広島出身なので、負けられないなと思いました。甲子園に行って、中村さんの記録を超えられるように頑張りたい」。毎日、ウエートトレーニングを続け、パワーを身に付けてきた。

 準々決勝では、1回戦で2桁安打を放って勝ち上がってきた鳥取商が相手だ。「次もチームに貢献できるようにしっかりと打ちたい」。勢いに乗る門叶がフル回転でチームを頂点へと導く。

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