ラミレスDeNA痛すぎる逆転負け あぁリプレー検証…戸柱「タッチの感覚あった」
「日本シリーズ・第2戦、ソフトバンク4-3DeNA」(29日、ヤフオクドーム)
フラストレーションが、たまったはずだ。必勝を期した継投策が裏目に出て、しかも判定が覆るアンラッキー。痛恨の連敗にDeNAのアレックス・ラミレス監督(43)は「惜しい試合でした。結果が出なかった。勝つチャンスはあって、こういう結果になった」と厳しい表情で嘆いた。
ターニングポイントは七回の守備だ。2-3と迫られて、なおも2死満塁。中村晃に右前に運ばれ三走・柳田に生還された。さらに二走・今宮も本塁に突入。右翼・梶谷からの好返球で間一髪のクロスプレーになった。一度はアウトと判定されたが、リプレー検証の結果、セーフに覆り痛い決勝点を許した。
「しっかり見られたということなので、結果通りセーフなのではないかと思います」といつも通り審判の判定を受け止めた指揮官。実際にホームを守った捕手・戸柱は「タッチの感覚はありました。その件に関しては何も言えない」と複雑な表情を浮かべた。
不運があったとはいえ、七回から投入した三上、砂田、パットンの継投がはまらず、リードを守り切れなかったことは事実。1-10とパ最強軍団に圧倒されて大敗を喫した第1戦に続き、敵地で相手の勢いを上回ることはできなかった。
0勝2敗と追い込まれた状況で31日は横浜スタジアムで第3戦を迎える。「それが現実。ホームに行って、しっかり勝つだけ。しっかり、あと4勝したいと思います」と言葉に強い力を込めたラミレス監督。簡単に諦めるわけにはいかない。パの覇者に対し、本拠地で逆襲に転じる。